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公開日:2019年1月19日
最終更新日:2019年1月20日

今回はタニヤ(タニヤ通り)の成り立ちの歴史についてご紹介します。

タニヤの歴史を知るにあたり、まずはパッポン(パッポン通り)の歴史について、おさらいしておく必要があります。
タニヤ通りの西側約100mに位置する並行している通りが、かの有名なパッポン通りです。主に欧米人観光客向けのゴーゴーバーやビリヤード、そして、夜になると通りを埋め尽くすパッポン・ナイトバザールの屋台で有名な通りです。

パッポンは第二次大戦後に中国の海南島から移り住んだウドム・パッポンという人が、まだ小さな運河と古い民家しかなかったこのエリアに数軒のバーを作り始めたのが始まりだと聞いています。ピンと来られた方もいらっしゃると思いますが、パッポンとは人の名前を由来としています。尚、当時はタイ・バンコクの夜の盛り場といえば、ニューペッブリー通りがメインで、夜の娯楽はバーやマッサージパーラーが中心の時代でした。

しかし、1964年のトンキン湾事件でベトナム戦争が激化し、大量のアメリカ軍がベトナムに投入されるようになってから状況が変わります。
戦地から保養に来るアメリカ兵の遊び場として、さらに歓楽街として、パッポンは急速に発展していくことになります。1967年には初めてゴーゴーバーができ、厳しい戦況で泥沼化していたベトナム戦争により精神的に追い詰められたアメリカ軍の若者達が、ダンスミュージックの爆音が響く店内で、露出度の高いコスチュームを身に着けたタイの女の子達と、酒やドラッグに溺れながら、次に戦地に向かうまでの束の間の「生きる時間」を楽しんでいたわけです。

つまり、当初からアメリカ人(ファラン)向けの街としてスタートしたのであり、大音量でクラブミュージックが流れる店内でセクシーな衣装を身に着けた女の子が踊るスタイルや、パッポン・ナイトマーケットでベトナム戦争の米兵がメッセージを刻んだジッポーライター(模造品)や、ミリタリーウオッチなど米軍放出品風の雑貨が売られているのはその時代の名残なのです。

パッポン通りが栄えるにしたがって、日本人駐在員向けのクラブもパッポンにでき始めます。そうしたなかに、今でもタニヤにある老舗クラブの「クラブ愛」などもありました。

一方、タニヤ通りはといえば、1970年に現在のBTSサラデーン駅付近(当時はBTSはありません)にタニヤビルディングが建設されます。これは住友不動産がデベロッパーとなり、大林組が建設したオフィスビルで、多くの日本企業が此処に入居していました。

此処で働く日本人駐在員達が夜遊びに繰り出したり、日本から来た重役や、商談相手をもてなす為の接待をする飲み屋街としてタニヤ通りは発達して行くことになります。前出の「クラブ愛」などもタニヤ通りへ移転し、パッポンは欧米系のゴーゴーバーエリア、タニヤは日本式のクラブのエリアと住み分けが出来て行きます。

その後に、タニヤの歴史を大きく変える事態が起こることになります。既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、80年代にできた映像型カラオケ機械が普及し始め、此処タニヤでも各クラブに一気にカラオケ機器が導入され、これが大きな転換点となりました。日本人向けのクラブのことを「カラオケ」と呼ぶようになったのもこの時代です。これを転機に高級クラブ一辺倒だったタニヤの店が、パブやキャバクラのテイストを取り入れる様になり、お店の多様化が進みました。そのうちの一店であるアルカディアさん(現在のサティカさん)が時を同じくして、タニヤに「セット料金制」を持ち込み、タニヤのお店の敷居を下げることに一役買いました。

また、こうした敷居が下がる転機に加えて、日本のバブル景気の到来で日本企業の進出、観光客の来訪が増大したことにより、100店を超す店が立ち並ぶ状況になってゆきました。(カラオケ戦国時代の幕開けです)

1997年の世界通貨危機による景気の落ち込みで、一時期はクラブなどの店が減りましたが、その空いたスペースに日本料理店やコンビニエンスストアが進出して、街としては便利になっていきました。

現在では、アセアンの経済統合を踏まえて企業やビジネスパーソンがタイに集まってきている状況に加え、タイマーケットを狙った進出等が盛んであり、タイ政府としても”タイランド4.0”や”EEC”等の政策を掲げ、投資の呼び込みに意欲が旺盛であり、タニヤも多くの日本人で賑わっています。( ´艸`)

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